「クリスタルの娘(クリスタルチルドレン物語) Vol.6」3.5次元の魂 目覚め始めたスターシード Act.10

2018.8.18  Chikako Natsui
/ / / / / / / / / / / / / / /

※スターシードを物語形式でご紹介!

スターシード。

地球を愛と癒しで包み、宇宙の平和へとつなげていく任務を遂行するために、アシュタールの星の種を埋め込み、自ら志願して地球に転生してきた魂たち。

スターシードの種類:

インディゴチルドレン
1970年代以降にその多くの魂が転生してきているといわれているが、
早くは1950年代からもインディゴの魂は知られている。

クリスタルチルドレン
1995年以降に転生してきている魂たち。

レインボーチルドレン
2010年以降に転生してきている魂たち。

 

クリスタルチルドレン

 

「愛と調和」をもたらすため、地球に転生してきた魂たち。

クリスタルの輝きを放つ。

 

愛と光に包まれた一族の娘。

その魂は祝福の中で誕生した。
前回のお話。

 

 

同じ一族からやってきたクリスタルの息子。

地球では、2歳違いの姉弟して再会した。

クリスタルの娘は思った。

「懐かしい・・」

記憶の断片がイメージとして浮かぶ。

「知っている子だ。でも誰だろう?」


生まれたばかりのクリスタルの息子は思った。

「へ〜 ここが地球なんだ!? 元気だった? ここに来るまで大変だったよ。この女の人の気分・・っていうのかな・・・上がったり下がったりして、忙しかった」

クリスタルの息子は、自分に問いかけながら、半分は同じ星からやってきた同じ一族の娘にテレパシーで語りかける。

クリスタルの娘はというと、生まれたばかりの弟が強いエネルギーで問いかけていることに気づいたのの、内容までは分からない。でも、何かを語りかけているようだ。

でも、分からない。

「嫌じゃないけど、なんだ? このエネルギーは?」

クリスタルの娘は混乱した。そしてどうしていいか分からなくって、人間の赤ん坊がする行動でそれを示した。

泣いたのだ。

産まれたばかりのクリスタルの息子と1年以上地球で人間として暮らすクリスタルの娘は、周波数に違いがあった。
クリスタルの息子は驚いた。

「な、なんだ・・? なんだこれは? どうした?」

クリスタルの娘がとった行動。混乱による困惑。そして泣く。
それは、故郷の星ではあまりないものだった。
クリスタルの息子も混乱した。困惑した。

そして、どうしていいのか分からなくなって、結局、自分も泣いた。

 

それを見ていた大人たちは驚いた。

中でも、クリスタルの姉弟の地球での母は、その光景をみて、少しげんなりしながら、こう思った。

「下の子ができれば私は幸せになれると思ったのに・・・なんか、大変そう。子どもなんていらなかったかな・・・」

 

クリスタルの姉弟は、母の低い想念を素早くキャッチした。

そして、それに驚き、さらに激しく泣き続けた。

 

同じ一族のクリスタルの娘と息子の地球での再会は、こんな様子だった。
弟が家にやってきた。

いつもは私に付きっきりだったおばあちゃんは、今日は弟にべったり。そして上機嫌。

「うちの跡取りさんのご機嫌はどうかな〜?」

おばあちゃんが離れてくれて私は少し楽。四六時中ベタベタ触られて、頬ずりされて嫌だった。
おばあちゃんのシワシワのお手手は痛い。

 

でも、ママはいつもより不機嫌。

そして、家の中はやっぱり暗くて重苦しい。

 

娘: 何とかしてよ! 弟!

 

息子: えー・・ぼく〜? なんで〜?
そして、このひと誰? さっきから、ずーっと僕を抱っこしているひと?
地球に来る前にいたつなぎの星で教えられたのは、「お母さん」ってひとが面倒を見てくれるんじゃないの?
お母さんっぽいひとは、さっきから向こうで、僕を抱っこしてるひとを睨んでる・・・よね。どうして?
それから、「お父さん」ってひとはどこにいるの?
僕が産まれた時もちらっとだけしか見なかったけど。

 

娘:弟! 教えてあげる!
君を抱っこしているのは、おばあちゃんってひとよ。
お父さんのお母さん。
ママと。あっ、ママっていうのは、お母さんのことね。
ママとおばあちゃんは仲がよくないみたい。
仲がよくないどころか、ママはおばあちゃんを大嫌いみたい!
おばあちゃんもママのこと嫌いだわ。
あっ、それからお父さんのことはパパっていうのよ。
パパはね、ほとんど家にいない。「仕事」っていうところに行ってる。

 

息子:そうか。僕を抱っこしている手がザラザラなひとがおばあちゃんで、向こうで睨んでいるひとがママ。
そして、パパはいない。お仕事。他に誰かいる?

 

娘:おじーちゃんがいるわ。

 

息子:おじーちゃん?

 

娘:そう。おじーちゃん。パパのパパよ。
今はお出かけしてるけど、手がザラザラな大きな男のひと。

 

息子:あー。いたいた。大きくてびっくりした!
ところで、君は誰?

 

娘:私はおねーちゃん。名前はたまき!

 

息子:おねーちゃんで、たまき!

 

娘:よろしくね!

 

息子:よろしく!ところで、ママってひと辛そうだね。
しかもなんなんだ? このまとわりつくような重苦しい空気。
地球は相当ヤバいね。

 

娘:そう。相当ヤバいのよ。

それが、弟となるクリスタルの息子が自宅へ来た一日目だった。

(文:夏井誓子

 

 

3.5次元の魂シリーズ:

Act.1 目覚め始めたスターシード 
Act.2 「スターシードとは?」
Act.3 「インディゴチルドレンとは?」
Act.4 「無理に友達を作らなくてもいい」
Act.5 「クリスタルの娘(クリスタルチルドレン物語)」
Act.6 「クリスタルの娘(クリスタルチルドレン物語) Vol.2」
Act.7 「クリスタルの娘(クリスタルチルドレン物語) Vol.3」
Act.8 「クリスタルの娘(クリスタルチルドレン物語) Vol.4」
Act.9 「クリスタルの娘(クリスタルチルドレン物語) Vol.5