瀬織津姫は応える 神には神の領分があり、ひとにはひとの領分がある

2019.5.16  Chikako Natsui
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幽界へとつながる結界を守る黒龍は言った。

「瀬織津姫にきけ」と・・・

 

瀬織津姫が答える。

 

神には神の領分があり、ひとにはひとの領分がある。

そこには超えてはならぬ一線がある。

それをつなぐ魂だけが、神の領域に入ることができる。

 

だが、気をつけねばならない。

もし、神のことわりをその魂の邪心、邪念によって一線を越えるようなことあれば、その魂をもって償わねばならぬであろう。

それがつなぐものの誓約よ。

 

なれば、神のことわりによって侵すべからず、ひとの宿命、運命を弄んではならぬ。

ひとには命(めい)がある。

それは神とていたずらに変えることはできぬ定よ。

もし、そのものが邪心が神威を欲するのなら、それ相応の果があろう。

もし、そのものが神意に争わず宿命を受け容れるのなら、それ相応の果があろう。

 

それは魂と神との契約なれば、いずれはそれもまた果として現れる。

 

つなぐ魂が神威をいたずらに欲し、己の欲求のままに使うのであれば、黒龍が守る結界はたちまち破られ、閉じ込められた闇の力はこの世界に姿を現すだろう。

つなぐ魂は我の力をその身に受け容れ、それをこの世界へ現すのが役目。

つなぐ魂が邪心なればその力は黒い力となり、聖心なればこの世界に光をもたらすであろう。

 

よくよく我が身、我が行いを見続けるがよいぞ。

少しも邪心、邪念に憑かれることなく、己を省みるがよいぞ。

 

 

アセンションをして、わたしがやらなくなったことのひとつが、友人知人への祓いのない霊視だった。これまでは自分のことをよく分からないまま、能力も分からないまま、そのエネルギーがどれだけのものか意識せず、気軽に、なにかしらのアドバイスをしていたことがあった。

しかし、この能力は天から、大宇宙からいっとき授けられている能力であり、わたしが勝手にエゴ的に使うことはできないとあるとき気づいた。

そこに「お金」というエネルギー、祓いが存在しないのならやってはいけないことだった。
それはお互いのカルマを作ることにつながり兼ねない。

なぜなら、そのひとの無意識はなにか変化を起こしたくて聞いてきたことではない。霊界にあるガイドが動いたことではない。神界の指示でもないからだ。
たまたま知り合いに夏井誓子というそれっぽいひとがいるから、自分が考えたこと、思ったことを安心したくて、聞いてみたいという軽い考えだったろう。
霊界の現界にあるそのひとがつながり行動がされるときには、見えるエネルギー、見えないエネルギーが両方動く。

本気でもないのに、わたしがエゴによって霊能をつかうことはできない。
それはわたしのエゴであり、カルマへとつながっていく。

以前は、わたしはお金に対してのブロックが多少あった。小さい頃からお金で苦労したことがないせいもあってか、あぶく銭だぜぃ!的に浪費家だった。買い物依存。その反面、お金が減ることに対する不安もあった。

しかし、お金=愛と思った時に、なるほど!と納得。愛とお金を混同していたことに気づいた。

受けとっても、流してしまう。流れでてしまう。

そこで「愛」について自分自身へ向き合うワークをコンコンと行った。

だんだんとお金と愛のエネルギーを理解し始めた頃、メッセンジャーとして現れたのが空海だった!

お金は自分の外にあるものではなくて、天と地のエネルギーがわたしという人間を介してしっかりとつながるなら、具現化できるものだと教えてくれた。

これが空海の言っていた「錬金術」なのだ!

魂を介して、エネルギーを愛にも、お金にも変えていく!

 

そして、同じように単にお金の支払いだと思っていたことが、祓いだと理解した。

祓いがない状態で霊界・神界へつなげることは、聖なるコードへはつながらない。

そんなわけで、霊界・神界の指示がない、祓いのない願いは、どんなにご本人がアドバイスないかな〜と意識的には思ったとしても、無意識のところでは準備OK!受けとり準備OK!になっていないので、やれない。

 

わたしの例のように、アセンションをして、自分の変化にしっかり気づいていないと、自分にも他者にも大きなカルマを作ることになる。
どんなに良好な関係性であっても、天界とつながる魂のものは、それを意識しておかなければならない。
お願いされたから断りづらいとか、関係性が崩れたら嫌だしということにならないように、こころを整えておく必要もある。

常に魂の本質にフォーカスしておく。内なる声を聞いておく。アセンションによる自分の変化に敏感になっておく必要がある。

 

そうじゃないと、闇のエネルギーは解き放たれ、それを一掃するために瀬織津姫が大きなエネルギーによってそこらじゅうの祓いをすることだろう。

 

ところで「うえ」につながるのは、自分の魂につながる!のと、他の世界へつながる!のは別。

自分の魂へつながることは誰でもできる。自分次第で!

だけど、他の世界となると、これはそもそもつながる魂か!場合によってはトレーニングなどしてその力を得ることもできるようだ! だが、過去生からのネガティブ・エネルギーを手放さないまま、感情のブロックがあったり、体の不調などがあると、大概、黒い力、ダーク・エナジー、幽界のエネルギー、妖魔、邪霊に操られる。

それによって、何度となく、黒い龍が守る結界が解き放たれているのかもしれない。

スピリチュアル流行りを先導したのか、利用したのかは分からない。両方かもしれないが、ダーク・エナジーが精神世界に入り込み、利用し、そこにもまた黒いエネルギーによって聖なるコードが隠された。