魂の闇夜 cosmic connectのブログ vol.33

2017.12.8  Chikako Natsui
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魂の闇夜。

魂は輪廻転生を繰り返し、様々な人や時代、状況、感情、思考などを経験する。

その経験で叡智を蓄え。また反対にカルマを作ることもある。

魂は、全てを知っている。

その魂が、
何を約束して生まれたのか? なんのために生まれたのか?
何をやるために、この地球に来たのか?
これまで、どんな人間のどんな人生を選んで生きたのか?

使命を果たすためのレッスンはどのくらい進んでいるのか?

まだ道半ばの場合には、レッスンが進むよう少々荒っぽい人生を選択して、
その魂は生まれ変わる。

だが、あまりにも過酷なレッスンを選びすぎて、うっかり魂の闇夜に入ってしまうこともある。
そこに蓄積されたカルマがさらに加わる。

闇夜に入った魂は、大変だ。

何をやってもうまくいかず、自己不信、人間不信に陥る。そして、さらなる深みにハマる。

何かを始めようと思っても、悪い結果が頭に浮かぶ。
「思考は現実化する」
だから結局その頭に浮かんだ悪いことが現実におきてしまう。

育つ家庭環境が安心できる場所ではなかったなら、アイデンティティの土台が「不安」となる。
人の目を意識しながら生き、自分の軸がない。ストレス耐性も育たず、
先に「何をやってもうまくいかない自分のイメージ」を作るので、
やっぱり失敗する。

魂のレッスンがなかなか前に進まない。

その繰り返しで波動は下がるばかり。
自分の軸がない、自分が育っていないので、
これまた思い込みで「自分にはできない」と、
何をやるにしても他人との関わりを求める。

だが、想像通り。
低い波動に引き寄せられるのは、同じような粗く重い波動が多い。
重い波動の渦の中で、浮き上がりたいのに、
もっと楽に息をしたいのに、重たいものに足を引っ張られ、
浮き上がることができない。どんどん深みにはまり込む。
まるでコールタールのプールに飛び込んだようだ。

負のスパイラルは加速する。

周囲は重い波動ばかり。

自己不信、人間不信。誰も信じられない。健康も害し、さらなる悪循環。

そんな時に声をかけてくれた人がいた!

救世主!

「神さまだ!」と、思ったのもつかの間。
やはり自分と同じ重い波動だった。

なんでかって? 波動が低い自分に寄ってくる波動が・・・神さま?


そうじゃない。神さまの顔をしたサタンだった。

サタン、悪魔。

悪魔に愛され、どんどん自分が闇に抱かれていくのが分かる。

それも愛。悪魔の愛。

居心地が良い。でも、悪い。でも、良い。何がなんだか分からない。


肉体と感情に翻弄されて、いっ時の快楽に逃げ込む。

気持ち良い。いや、悪い。いや、気持ち良い。悪い。やっぱり何だか分からない。

なぜなら、自分と同じ波動には居心地の良さを感じる。でも、魂が嫌がる。

光と闇の間で葛藤が起きる。身体も心もバラバラになる。魂の声は聴こえない。

どうすればいい? どこに行けばいい?

苦しさを紛らわすために、寂しさを感じなくするように何かに依存が始まる。

薬なのか? 食べ物なのか? 人なのか? あるいは仕事で忙しくすることなのか?

自分が無くなる。こころが何も感じなくなれば楽になる?

この苦しみから逃げ出したい。

魂の光は、どんどん弱くなる。

いや、魂の光が弱くなるのではない。魂の周りに濃いスモッグが立ち込め始める。


今生で、この人間の肉体を経験するためにやってきた魂は、この入れ物ではどうにも生き苦しい。
スモッグに遮られ、魂の光は弱くなったように見える。

頼みの綱の宇宙からの愛も光も、スモッグに遮られ魂に届かない。

暗い、暗い。苦しい、苦しい・・・。

魂の闇夜。

果てしない時の流れ、輪廻転生で年齢を重ねた魂は闇夜を経験している。

ぬけ出る智慧をもっている。だから心配することはない。

夜明け前。日の出寸前、この世は闇に包まれ一番暗いという。

明けない夜はない。

ただ一つのことを信じればいい。

「闇夜からぬけ出る!」

その強い信念さえあればいい。

つづく〜。