【祈り】弘法大師 空海が調伏祈願した悪鬼伝説の地 未だその余韻の残るパワースポット!  山本不動尊・福島

2022.11.7  Chikako Natsui
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2022年11月。

秋が深まるこの季節。

訪れたのは福島県東白川郡棚倉町にある山本不動尊。

 

石堂山徳善院明王蜜寺 山本不動尊

 

住所:福島県東白川郡棚倉町北山本小檜沢94−2

 

ダイジェスト

 

ご縁起

 

樹齢100年を超える杉並木を抜け、130段の石段を上りつめると巨岩の洞窟に御本尊が安置された霊場が出現します。
大同2年(807年)、弘法大師が東北行脚の途中に護摩壇を築き、八溝山系に住む悪鬼を調伏祈願したのが山本不動の始まりで、以後、安堵な暮らしができるようになったといわれています。
(棚倉町観光協会より)

 

福島県いわき市にある実家に帰省中のこと、地元放送局の番組で紹介されていたのが山本不動尊。

紅葉がとても美しかったことと、ミステリアスさに氣が向いた。

 

それでは、東北の小京都・棚倉町へ行ってみよう!

 

棚倉町

福島県中通り南部に位置し、東白川郡に属する町。江戸時代には棚倉藩の城下町があった。
県境でもある八溝山を町の西南の端とし、久慈川の上流部とその支流が流れ、町の北部では、阿武隈川系の社川が流れる。
古くは棚倉藩の城下町で、町の中心部は棚倉城跡を中心に役所や駅があり、やや北側の山中に赤舘城跡がある。
(Wikipediaより)

 

内陸地にある棚倉町。

朝晩と日中の寒暖差が大きい。そのためか、葉っぱの色づきがとにかく美しい!

 

 

 

紅葉をあおぎ見ながら、参道を奥へと進む。

 

すると、左手にあったのは、井戸。

今は使われてはいないのかもしれないが、整えられたエネルギーを発していた。

 

 

参道を挟んで反対側には、湧水。

岩に彫られたお不動産がいた。

 

 

 

湧水の上も、美しい紅葉!

木々の間から陽が射しこむ。

 

 

少し歩くと、

参道の左側に弁天池。

弁天さんがお祀りされていた。

 

 

参道をさらに奥へと進む。

例年通りの人出なのか、テレビ番組の影響もあるのか分からないが、

思ったより大勢の参拝客をみた。

 

 

途中には、阿吽の仁王像がある。

 

 

太陽と紅葉をバックに!

 

 

さらに、参道を進む。

 

 

 

上を見あげると赤・オレンジ・黄色、色とりどり。

風が吹けば、ハラハラと紅葉が落ちてくる様に、心も華やぐ。

 

下も見れば、苔も綺麗!

緑の苔に、色とりどりの葉っぱが重なり、これも風龍。

 

 

さらに、奥へ。

 

 

お地蔵さん?の案内。

 

 

 

 

 

山本不動に沿うように、久慈川の支流・宮川が流れる。

こちらの紅葉も美しい!

 

小さかった頃、この時期、こういった渓流沿いで芋煮会をやった記憶がふと蘇る。
芋煮会とは、東北地方での名称で、バーベキューのようなもの。

 

 

護摩殿

 

 

 

鐘妓堂

 

 

山本宝船七福神

 

 

由緒書

 

 

護摩殿から左後方へ進むと、奥の院が見える!

 

 

こちらの案内に書かれていたのは、

奥の院の後方にある岩山にあるのは、不動明王のお顔!

 

 

じーっ👀

不動明王だけではなく、たくさんのお顔が出ている!

 

 

それではと、奥の院へ!

 

 

大同橋

 

 

橋の上から渓谷を眺める。

 

 

綺麗な水。

すると、太陽の光が強まる。

川の中のひとつの石に氣が向く。

 

 

陽の光をつないでみると、

一層、陽のパワーが増す。

 

 

 

そこにいるのは、誰?

 

宮川にある龍神!

 

 

大同橋を渡きり、奥の院へを向かう階段の下。

段数が多い!

 

 

それでは、登ろう!

 

 

階段の左右には、不動明王の弟子たちの像が並んでいた。

 

 

 

そして、到着!

 

奥の院

 

 

岩穴にすっぽり収まるお堂。

 

 

岩のパワーが強い!

陽の光が強い!

 

 

岩山にある八百万スピリットが依ってくる。

 

 

 

お堂の左側には、昔からの祭祀の跡か。

 

「弘法大師が東北行脚の途中に護摩壇を築き、八溝山系に住む悪鬼を調伏祈願したのが山本不動の始まり・・」

 

この瞬間、この場所に、それを感じた。

 

 

お堂の左横。

ここは、他の場所とはエネルギーが違う。

鬼という言葉で表現されたが、荒ぶる地の氣。はるか昔、この地に災厄をもたらしたものたちを封じ込める儀式が行われた場所。

この土地にあった人びとが安寧を願った場所。

時空のトンネルを超え、そのエネルギーが流れてくる。

表現が適切ではないかもしれないが、なんとも生々しいエネルギーだ。

 

 

 

霊窟桜

 

 

 

三重塔

 

 

 

弘法大師像

 

 

不動明王と矜羯羅童子

 

 

矜羯羅童子は、不動明王の眷属。

消えかかっているけど、、

 

 

奥の院から、階段を降り、

大同橋へ。

 

 

奥の院へ向かう時と同じように、

渓谷に氣が向く。

 

 

水が綺麗〜  それもさっきと一緒。

 

やっぱり、あの石というか、岩だね〜。

そこに氣が向く。

 

 

すると、さっきと同じように、陽の光が強くなる。

急かされるように、陽を向ける。

 

 

八百万が遊ぶ、

精霊が遊ぶ、

 

 

ここは、人と八百万が出会う場所。

遊ぶ場所。

 

 

季節は巡る。

クルクル、クルクル、クルクルと。

嬉しかろうが、悲しかろうが、

笑顔でも、泣き顔でも、

温暖化、気象異常、人間都合なんて知ったこっちゃねっ。

ボクらはみんな生きている!

 

 

生垣の紅葉も美しい。

 

 

護摩殿を経由し、参道を戻る。

そこにあったのは、薬師堂。

ここもパワーが強いようだ。

 

 

階段を上り、本堂へ。

 

大門薬師堂

 

 

 

薬師堂の隣にあったのは、

善知堂。

よく見ると、窓のガラスに紅葉が映っている!

 

 

そして、また参道へ戻る。

 

美しい苔の上に、小さな仏さんがいた。

氣を向けてきたか?

仏さんではなく、その前にあった小さな樹、葉っぱ、花、、か?

ここに氣を向けてくれと呼んでいるようだ。

 

 

陽が強くなる。

光の儀式をしてみれば、

うっすらとレイラインが現れた。

小さな樹。

まだ地球で生命活動を始めたばかりのスピリット。

しっかりと寝付こうとしている。

それには、天地のエネルギーが充分に必要だ。

 

 

最後に小さな樹のスピリットとの出会いにほっこり、心がほんわかしたところで、

山本不動尊の今年の紅葉は見納め!