この世界は、先の時代から続く「恐怖」によって支配されている。
それは、長い年月をかけ、人間のDNAに組み込まれ、洗脳した。
「恐怖」は「恐怖」を引き寄せ、
「悲しみ」は「悲しみ」を引き寄せ、
「苦しみ」は「苦しみ」を引き寄せ、
ひとの意識・無意識、そして肉体を介し、徐々にこの世界に浸透、広がっていった。
「恐怖」が人間の集合無意識に巣食っているのなら、そこから派生した悲しみや苦しみといった感情は、
この世界を覆うスモッグのようなもの。
胸の奥に広がる恐怖と、
空を見上げれば、悲しみや苦しみはいつでもあった。
ひとは、恐怖から逃れたい。その苦しみや悲しみを手放したい。
闇から光へ抜け出したい。夜は早く終わればいいと、
思っているひとが多いだろう。
（中にはダークエナジーと言われる、ネガティブなエネルギーをもった魂たちもいて、闇が心地よく、光を嫌う。
波動の低い魂を見つけては、ダークサイドに引き込もうとする）
しかし、ホントウのところの抜け出した方が分からない。
手放し方が分からない。
だから手っ取り早く、無かったことにしよう。
上からシートを被せ、蓋をしよう。重石をしよう。
絶対見ないように地下室へしまっておこう。誰にも見られないように、扉に鍵をかけておこう。
だが、無意識は覚えている。内臓も筋肉も肉体はそれを知っている。
どんなに恐怖を見ないように、感じないようにしても、身体を通して訴えかける。
転生を繰り返しても、なかなか無くならない恐怖。
物事がうまくいかない、人間関係がうまくいかない。
恐怖はしまったはずなのに、
瞬間的に悪い方向へ考えてしまうのはなぜだ？
こうなったらどうしよう？
あーなったらどうしよう？
ダメだった場合には、その対策として、
リスクマネジメントとしては、
リカバリーの仕方は・・・
最悪の結果から考え始めるのがこの世界の常識になっている。
そして、この世界は、恐怖とそこから派生した感情からいっときエスケープするための社会構造が出来上がった。
パソコンでいうなら、OSが恐怖、各種アプリソフトが恐怖から派生した感情だ。
OSがパソコンを動かしているように、恐怖が社会を動かしている。
悲しくならないように、
苦しくならないように、
寂しくならないように
いっとき、いっとき、いっとき・・・楽になればいい。幸せな気持ちを味わえるといい。
いっとき。
まるでそれは、パッチワークのよう。パッチワークの癒しで生かされている人間。
パッチワークのいっとき作戦で成り立っているこの世界。
風邪をひいて病院行った。薬をもらって、はい、おしまい。
なんとなく良くなったような気がする。でも、また少ししたらぶり返した。
今度は咳が長引いている。「私って、虚弱体質なんです。よく風邪ひいたり、具合悪くなったりするんです」というひとがいた。
ならば、体質が変わらない限り、ずっと風邪を引きっぱなしだろう。
もしかしたら、病気を引き寄せやすい生き方になっているのかもしれない。
要は、「そもそも」が変わらない限り、健康にもなれないし、気分良く、幸せにも生きれない。
「私って、ダメな男のひとばかり好きになって」。そんな具合に、歴史は繰り返す。
個が集まり、国家となり、世界となり、地球へと広がっていく。そして、宇宙へ。
個が抱える恐怖
国家が抱える恐怖
地球が抱える恐怖
全てリンクしている。
恐怖を忘れたくて「楽」を見つけ。
恐怖を忘れたくて「恋」を見つけ。
恐怖を忘れたくて「愛」を見つけ。
恐怖を忘れたくて「癒」を見つけ。
恐怖を忘れたくて「幸」を見つけ。
恐怖心が強いひとほど、手っ取り早く気持ちを軽くする方法を見つける。
お酒、タバコ、薬。人間への依存、買い物、食べ物・・・。
いっとき。いっとき。
しかし、常習性があるものを選んでしまうと、その先の人生が崩壊しかねない。
「恋」や「愛」は他者が絡むので、傷が深くなることもある。
あらゆる娯楽ビジネス、
あらゆる癒しビジネス
あらゆる健康ビジネス
この世界の経済は、恐怖を感じさせないよう、意識をエスケープさせるための様々なビジネスで成り立っている。
企業は競い合って、いっときエスケープするための逃げ場所を用意したり、逃げ方を開発する。
時は流れ、癒されるだけでは物足りない。自尊感情が納得しないと、今度は学びが始まる。
学歴、資格、地位、名誉がものをいう世界に変わっていった結果、過度な思考の使いすぎで五感は閉ざされ、内なる声から遠ざかる。
大いなる宇宙＝神の目論見とは、逆行し続けるこの世界。
あれから、何千年経っただろうか・・・。
ひとを介してこの世界に網の目のように潜り込んでいる「恐怖」は無くならない。
そう。無くならない。パッチワークのやり方では、決してこの世界の「恐怖」は無くならない。
精妙に編み込まれ、広げられた「恐怖」は、いっときの対処法では無くならない。
しかし、何もしなければ、恐怖のエネルギーは増し、地球の波動は重くなる。
そこに住まう人々の恐怖も増大する。
年々増えている自然災害。不自然を自然に戻そうとするエネルギーが強まっている。
もう、いっときの対処法ではどうにもならない。
パッチワーク的な傷の手当てでは根本が変わっていかない。
逆にひとのこころを歪ませている。
では、どうするのか？
この世界の基盤をそっくり変える必要がある。
これまで「恐怖」仕様のOSを、「愛」仕様に変更していく。
これまでの「いっとき」対処の仕方をやめ、根本からの構造を変えていく必要がある。
恐怖による支配。魚座の時代は終わった。
愛、女性性、共存共栄をキーワードとした水瓶座の時代が始まった。
これからの100年は、移行期間になるだろう。
そして、それをするために、基盤を変えるためにこの世界にやってきた魂たちがある。
その作業を率先してやるために転生した魂たち。
先の時代のように、恐怖や自分の傷を介して他者をサポートするのではなく、
「愛」が基盤の魂たち。それをサポートするための神の使い手たち。
魂が愛を知っている。
いや、魂が愛そのものの神の使い手たち。
魂が魂を癒し、高い周波数を放つエネルギーが、傷ついたエネルギーを修復する。
愛と光によって魂を癒していく。
療法やツールにこだわることなく、その「存在」によって癒しや変容をもたらす魂たち。
どのくらいだろうか・・・。
これまで当たり前とされてきた療法やツールは変わっていくだろう。
大いなる宇宙＝神のお試し期間が終わって、残るもの、淘汰されるもの。
ここにもまた二極化が現れる。
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