死んだじいちゃんが守ってくれた!@異界への畏怖 cosmic connectのブログ vol.55

2018.1.18  Chikako Natsui
/ / / / / / / / / / / / / / / / / / / /

この生において使命のある魂の成長過程は、
障害物競争のようなものだ。
至るところに障害物が置かれ、
それをクリアしないと次に進めない。

なぜなら人生の一定時期に入ると、
魂を生きることになるのだが、
それは案外孤独で険しい。

くじけず歩み続けられるように、
メンタルが鍛えられ、様々なスキルが
身につけられるような出会いや出来事が
それまでの人生にセッティングされる。

「なるようになっている」

これまでの人生がいわば助走。
これからが本番・・・ってとこ。

さて、異界の話を続けよう。

どこでどうこころに穴が空いたのかは
分からない。

以前だったら、成長過程においての
親子関係が・・と思っていただろう。

だが、魂=本質なら、過去生からの
トラウマが積み重なったものもある。
さらに、魂に書き込まれたストーリーに
よっても違う。

ま、なんでもいいけど、長い間、
わたしのこころにも穴が空いていた。

それは、まだ10代の頃。
その穴を埋めるために、私はある集合体に
参加した。目的を同じにした「友達」、
「仲間」らしい人が沢山できた。
大勢の友達っぽい人、仲間っぽい人と
楽しい時間を過ごした。ある程度距離が
保たれ、優しいひとが多かった。
だから、居心地がよかった。

私と同じようなこころに穴が空いている
若者が多かったように思う。

その集合体とは、余り名前が知られていない
新興宗教だった。大きな団体、メジャーな団体でも
ない、事件を起こした団体でもない。
今では名前も忘れてしまった団体だ。

どうやって、そこに縁ができたのかはすっかり
忘れているのだが。寂しさと虚栄心を
交互にくすぐられたのかな・・・。

空いた穴に妖が取り憑いた状態で、
ホントウが見えない。

同じような年齢の若者たちとの
出会いがあり、その時そこにいることは
楽しかった。

まだ、10代の頃。団体の意義やそこにいる
ことにどんな意味があるのかも全く
分からなかった。
ただ、友達がいて、ワイワイやれるから、
楽しかった。・・だけだった。

だが、当時東京都下の学生寮に入っていた私は、
その動向が寮長さんに知られることになり、
即!親元に連絡が行った。
そのはず、同じ寮の何人かもその活動に
参加していたからだ。

ある日、部屋にいると、バタンと扉が開き、
なんと!そこには福島の実家から急遽駆けつけた
両親が立っていた。

ぎょっ〜〜〜〜。

って、いうか、一瞬にして恐怖! 
心臓停止。

この世のなにものより、
母親が怖かった。

しかし、母親はこの日は泣いていた。

そして、出た言葉が「じいちゃんに聞いたら、
「誓子を助けろ」っていうから」

は?じいちゃん?

じいちゃんは、私が小学校3年生の時に亡くなっている。

その時は、19歳の頃・・・だったと思う。

なぜに、死んだじいちゃん?

後から聞いた話だ。

前のブログにも書いたが、私の母やおばは、
何か問題があると、拝みや=霊媒に行く。

寮長から連絡が行った両親は、何が何やら?
とりあえず、拝み屋に行ったのだろう。
それも、普通の感覚からすると、謎な話だが・・・。
なぜ?拝み屋?

そこで、亡くなった祖父が出てきて、
「誓子を助けろ」と言ったらしい。

死んだ祖父が出てきたことで、
親戚一同大騒ぎということがあった。

世の中には様々な団体がある。

そこに属することでその人が幸せになるのなら、
それで良い。

だが、世の中にはそうではない集合体も
ある。
それから何年か後には、あの地下鉄の事件がおきた。

まだ10代の私のこころにも穴が空いていた。
経験も少なかった。世の中を知らなかった。
ひとの中に光と闇があることも知らなかった。

だが、ありがたいことに、スピリットガイドが
守ってくれた。
そして、光と闇の経験と痛い目も忘れない。

そもそも過去生において、神に仕える
時間が長かった。

「神」がキーワードで反応したのだろう。

だが、10代のわたしが出会った神?は、
わたしが仕える神ではなかったようだ。

今になって思うのは、ホントウとそうではないものを
理解するための経験。

そして、今も昔もこころに穴が空いている若者は
多い。

もしかしたら、今の方が多いかもしれないな。

こころの穴が大きく、深すぎると、
あらゆるものをそこに詰め込もうとする。
ひとだったり、ものだったりの依存が始まる。
そして、他者との境界線が見えにくく、
それが自分の穴なのか、他人の穴なのか
分からなくなってしまう。

穴は穴を見つけ、それがどんどん大きくなっていく。

若者は、情報や知識はあっても、経験不足から
実感が伴わない。

簡単に穴に落ちて、傷つき、引きこもりとなって
しまうこともある。

妖の穴。

これは人間が存在するようになってから
果てしない時間をかけて、社会の見えざる枠組みに
なってしまった。

それを何とかしようと地球に転生してきた
スターシードの魂たち。
ネガティブなエネルギーにびっくり仰天!
聖なる目的をもってきても、たちまち、
地球の低い波動に飲み込まれ、
目的を忘れてしまい、妖の格好の標的にされる。
なぜなら、妖はキラキラしているものは
目障りだから。

気の毒で、可哀想で、ネガティブで、
闇が大きく、ドロドロしている方が好き。

もし一度でも妖の穴に住み、そこ離れようと
するならば、とてつもない孤独と疎外感を
感じさせ、場合によっては制裁がある。

ひとはその孤独と疎外感に恐怖を覚え、
自分を偽ってでも社会の中に居場所を
見つけようとする。

妖の穴は、なかなか大きなスケールになっている。

ただ、スターシード達が目覚め、
魂活をするには、三次元社会においていいも
悪いも経験は必要だと思っている。
穴に落ちてみるのも経験。

そうじゃないと、穴に落ちる人の
気持ちは分からない。

ホントウとそうでもないものを区別するには、
経験に基づいた実感が必要。
そして、魂活においての障害物競争を
やり抜くための強さと自分を信じ抜く力も
必要になる。

それを魂の目覚めが始めるまでの時間に
させられる。

活動は、社会の枠組み外のことが多い。

「あの人って変!」って見られても、
めげない信念みたいなものが必要。

ま、魂が目覚め始めると、それも、
どうでもよくなる。

すべてが大いなる宇宙が仕組んだこと。
そしてそれぞれの魂が選んだストーリーだ。

あっ、最後に!



ありがとう、じいちゃん!